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感染性結膜炎

感染性結膜炎(流行性角結膜炎)

感染性結膜炎の症状

感染性結膜炎は、細菌やウイルスが目に感染することで起こり、白目の表面の膜である結膜に炎症を起こします。
また、喉の痛みや発熱等の風邪に似た症状を引き起こすこともあります。
主な症状
  • 涙が出る
  • 目がゴロゴロする
  • 目ヤニが出る
  • 充血
  • 耳の前のリンパ節が腫れて痛む

原因

1 )ウイルス性結膜炎

原因として最も多いのはアデノウイルスというウイルスです。
ウイルス性結膜炎も細菌性結膜炎も感染力が非常に強く、人から人へ感染することや、感染した眼からもう一方の眼へと伝染することがあります。

2 )細菌性結膜炎

原因菌は黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌、肺炎球菌などです。感染力が弱いため、感染の危険は大きくありませんが、目にケガをした時、病気などで身体の抵抗力が落ちた時、子供の場合は感染しやすくなります。

治療方法

ウイルス性結膜炎

アデノウイルスに対する有効な薬剤はありませんが、炎症を鎮めて症状を和らげる目的でステロイド点眼薬が使用されます。
また、抵抗力が落ちている結膜に細菌が感染しないように抗菌点眼薬が使用される場合もあります。
症状はウイルスに対する抵抗力が付いてくるにつれてしだいに治まり、約10日~2週間ほどで完治します。

細菌性結膜炎

抗菌点眼薬による治療が基本となります。細菌の種類によっては抗菌眼軟膏や抗菌内服薬も必要となります。治療が適切な場合は、約1~2週間で完治します。

■治療時の注意点

  • 手をこまめに洗う
  • 眼をふいたタオルや手ぬぐいは、他のタオル類と別にする
  • お風呂は最後に入るか、シャワーなどで済ませる
  • お子様の場合は、眼科医の判断に従って登校を控える
  • 感染している眼に触れた後でもう一方の眼に触れないように気をつける

■後遺症と合併症への注意

症状が治まってきた頃に、黒目の表面に小さな点状の濁りが出てくることがあります。濁りが残って視力低下が起こることがあるため、眼科医の指示に従って最後まで治療を続けるようにしましょう。

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